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交通事故による後遺障害等級認定・損害賠償請求

弁護士法人 みお綜合法律事務所

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高次脳機能障害の症状と検査

高次脳機能障害の症状と検査

ここでは、事故によって頭部(脳)が損傷して発生する高次脳機能障害の症状と、各症状を客観的に判定する検査について お話しします。

失語

話す、聞く、読む、書くなどの障害をいいます。感覚失語(言葉の意味がわからない)や運動失語(言葉がなかなか出てこない)に分けられるとされています。標準失語症検査などで失語の有無を確認することになります。

実施される検査
  • 標準失語症検査 (SLTA:Standard Language Test for Aphasia)
失行

筋肉の麻痺はないのに、意図した動作が難しくなり、運動ができない状態をいいます。

実施される検査
  • 標準高次動作性検査
失認

今までは「知っていた」ことが、理解できない状態になることをいいます。たとえば、手に触れたものが何であるかを理解できないといった状態です。

実施される検査
  • 標準高次知覚検査
  • 立方体模写
記憶障害

同じことを何度も話す、質問するなど、「覚えられない」「すぐに忘れる」などの症状が、記憶障害にあたります。

実施される検査
  • WAIS-R(知能テスト)
  • WMS-R(記憶テスト)
注意障害

何らかの作業を行う際にミスが多くなったりします。また、一つの作業に集中できない状態になると、ひとつのことを疎かにするといった症状もあります。たとえば、野菜を刻みながら「やかんを火にかけたままにする」「水道の蛇口をひねって、水を出しっぱなしにする」といったものです。

実施される検査
  • かな拾いテスト
  • Trail marking test A
  • 有意味文書におけるかな拾いテスト
  • Stroop test
  • Trail marking test B
遂行機能障害

日常生活の中で、目標を設定し、計画を立て、順序立てた行動で計画を実行する機能です。例えば、歯を磨く、服を着替えるという目標について、自分からは何もしない、あるいは、指示なしでは行動できないなどの症状をいいます。

情動・人格の障害

情動面としては、家族の指示がないと何もせず、ただボーッとしている状態になったり、人格面としては、些細なことで怒り易くなったり(易怒性)するといった症状があります。